精神科医になる―患者を“わかる”ということ (中公新書)



精神科医になる―患者を“わかる”ということ (中公新書)
精神科医になる―患者を“わかる”ということ (中公新書)

商品カテゴリ:医学,薬学,医療,看護,介護
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これほど再読味読をした本はありません。

これほど再読味読をした本はありません。快作だと思います。特に精神科医療に信頼のおけない方におすすめです。見方がガラリと変わると思いますよ。
あなたの患者になりたい・・・・・か?

とても優秀な若手が出現したものだと思った。しかし、天邪鬼には、どうしても素直には受け止められずにいる。世にいう名医が議論する様子を学会会場で見かけたり、名医と同じ患者さんを診たり、はたまた精神科医同士のちょっとした雑談の中で名医の評判を聞いたり、といったことの積み重ねの中で、私の中の強い確信となっているのは、精神疾患は名医の見識をしのぐ、ということだ。この意味で、若き名医が頑迷固陋な名医に対して礼賛の意を表していることが、草莽に生きる医師にはこそばゆい。キミには人間が見えたというのか。私には当分見えそうもない。私には遅咲きの精神科医こそが心友である。
精神科の難しさ

精神科医という仕事の難しさがよく解かる本です。
私自身が精神科にかかっていていろいろな疑問を持っていたのですが、
そのいくつかが氷解しました。
なかでも、「こころ」は脳の機能の一つでは無いという部分や、
薬物の効果が人によって大きく異なる、といった箇所が興味深かったです。
どんな薬を処方するか、という判断が他の科に比べて大変難しいということも解かりました。
精神科医の書く本には、読者の興味を惹くために奇妙な症例ばかり取り上げるものも多いですが、本書にはそういういやらしさが無く好感が持てます。
現象学の方法論を用いて「精神科医」の仕事というものを考察しているので、
哲学や精神医学についての予備知識が無いと読み進めるのに多少骨が折れるかもしれません。
しかし、そういうとっつきにくさを超えて読み進めれば、収穫が多い本ではあります。
かめばかむほど味が。。

この書は、かめばかむほど味が出るスルメのような書である。
読者の理解力を問うところはあるが、この味わいを知らぬままでは、
もったいないと思う、よって、読者の理解力のレベルをあえて云々せず、
多くの人々に読んで欲しいと思うのである。
現象学的記述?

はっきり言って、一般読者には、あまりおススメできないと思う。特に気楽な読み物を期待する向きには、記述が、砂を噛むような印象を与え、しまいには読むのが苦痛になるだろう。全体的に、現象学的方法に則った論述を想起させられ、通読には忍耐を要求されると思う。



中央公論新社
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